母が認知症って言われて 施設に入って 半年の月日が流れました。
最初は 暴言を吐く 悪態をつく 妄想と現実の区別がつかない・・
等々 本当に これが 自分の母親かな・・って 悲しくなったものですが
人間ってすごい！！って そんな母でも 施設の生活に適応していくものなんですね
最初 施設に入所した時 施設の方から
「３か月もしたら 落ち着いて来られますよ・・・」って言われたものの
その３か月が 信じられないほど 大変でしたが
あんなに日に何度もかけてきた電話が ３か月を過ぎたころには 日に１回
夜中の電話は なくなっていました。
最近は ほとんど かけて来なくなりましたね・・・
先日も コチラから 「一緒に買い物に行かない？？」って誘ったら
「行く！！」ってめちゃくちゃ元気な返事（笑）
最近 急に寒くなったから 冬物の下着が欲しいとのこと
スーパーに行って 何度も何度も同じ質問、説明はしたものの
以前と変わらぬ母でした・・・
あんなと所にいたら たまには 外の空気吸わないと・・・なんて言うし
あんな所と言いながら 「うちの家」って言ってるし・・
恐るべき適応力っていうか 「薬」の力か・・・
私には わかりません。ただ 家族の力って大きいなって思います。
寄り添ってあげるって言ったら 上からの発言ですが
認知症だとしても 同じ話繰り返しても 妄想だとわかっていても
ちゃんと話を聞いてあげて 否定はしない・・・
コチラも 適応能力を身につけてきたのかもしれません。
ただ 施設は ４階建てって言っても 移動はエレベーターだし
部屋からほとんど出ることがなく 足腰が弱ってきたな・・って感じです。
最初の説明では 中でいろいろしてくださるみたいなこと書いてありましたが
実際は そうではなく 母のような認知症の人は 外には出してもらえません
おまけに 施設側の都合で 母のいる施設は 閉鎖っていうか
別の機能の施設に変わるため 入居者は 系列の別の施設に移動
そのお引越しが ２６日に行われます・・・
中には 終の棲家として入居された方もおいでであろうに
場所が変わるということも理解できない方もおいでであろうに・・・
そんな中 母は 理解してるのかどうかは わかりませんが
２６日から新しいところに行くこと 皆さんご一緒だということを 理解してくれてる
わかってくれていると 私は思っています。
２６日から また 新なはじまりを迎えます
どうなることやら・・・
ちょっと ドキドキ ハラハラ 少し楽しみです。
半年が過ぎ 私が 一番適応能力を身に着けたのかもしれません・・・
新な出発に 不安より 少しばかり 期待を持てるようになりました。
